
飲み放題で元を取れ!
払ったコース料金、ちゃんと取り返せていますか?このゲームは飲み放題で元を取ることを目標にしたアクションゲームです。
- 公開日
- プラットフォーム
- Windows / macOS
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払ったコース料金、ちゃんと取り返せていますか?
居酒屋の飲み放題を舞台にした、Windows 向けのカジュアルゲームです。 飲んだお酒をメニューの単品価格で計算し、コース料金を超えたら「元取り」成功。 ただし職場の飲み会なので、飲むだけでなく場を盛り上げられたかも一緒に判定されます。
企画・ゲームデザイン・実装・素材パイプライン・LP・販売準備まで、個人で一通り手がけました。
- ジャンル: カジュアル / ミニゲーム集
- プラットフォーム: Windows 10 / 11(64bit)
- 配布: BOOTH(製品版 ¥500 / 体験版 無料)
どんなゲームか
一緒に飲むのは、部長・課長・同僚・同期・後輩の5人のうち3人。 今夜のテーブルの顔ぶれによって、盛り上がる話題も気を遣うポイントも変わります。
プレイヤーがやることは3つだけです。
- 注文する:ビール、サワー、日本酒、シャンパンまで。次の一杯は今のグラスを空けてから届くので、先読みして頼むのがコツ
- タップで飲む:グラスの周りのリングに合わせてタップすると「ナイス!」で大きく飲める。焦って連打すると息が続かずむせる
- 元を取って、場を盛り上げる:テーブルで起こる出来事にうまく応えて、盛り上がりメーターも上げていく
ただし、酔うほどに全部むずかしくなります。画面は波打ち、ものが二重に見え、カーソルは滑って行きすぎるようになり、BGM もヘロヘロに。限界が近づくと金額も残り時間も「???」になり、飲みすぎれば潰れてゲームオーバーです。
| しらふ | 酔っ払い |
|---|---|
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16種類のミニゲーム
飲み会の「あるある」を、それぞれ数秒〜十数秒で終わるミニゲームにしました。
- 部長の自慢話に「さしすせそ」で相づち
- 後輩の相談に乗る
- 「面白い話してよ」と振られて話題を選ぶ(上司のいない席なら暴露話は大ウケ、上司の前だと……)
- 注文の途中で「やっぱり〜」と変わるみんなの注文をまとめる
- 店員さんの言い間違いに「ちがいます!」
- 泡3割ぴったりにビールを注ぐ
- 店員さんが落としたグラスをキャッチ
- 唐揚げのレモン論争、サラダの取り分け、焼き鳥の串外し
- 千鳥足でトイレへ、眠気との戦い など
このほかにも、乾杯を求められる、ひじが当たってグラスが倒れそうになる、最後の一個を譲り合うといった、ゲームを止めない小さな出来事がテーブルでたくさん起こります。
| 部長の相づち | 後輩の相談 | 面白い話してよ |
|---|---|---|
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結果発表
「元を取れたか」と「盛り上がったか」の2軸で判定し、最後にひとつの称号が決まります。 「伝説の幹事」「元取りマシーン」「楽しかったから良し」「散々な夜」……。 レシート風の結果画面は画像として保存できます。

技術的なポイント
使用技術
| 領域 | 技術 |
|---|---|
| ゲーム本体 | Go / Ebitengine(約2.5万行、テスト約8千行) |
| シェーダー | Kage(Ebitengine のシェーダー言語) |
| 素材生成パイプライン | Python(uv) |
| ランキング API(将来のリリース用) | Cloudflare Workers / Hono / D1 |
| LP | HTML / CSS |
酔っぱらい表現
酔い度に応じて、画面の揺れ・残像・二重視、カーソルのばね運動による「滑り」、一文字ずつ揺れる文字、ヘロヘロになっていく BGM などを段階的に重ねています。見た目だけでなく、飲む操作のリングがゆがんだり拍がずれたりと、操作感そのものが変わるようにしました。
描画パフォーマンスの改善
HUD でシェイプとテキストが交互に描かれると、Ebitengine の vector パッケージではステンシルの切り替えのたびに描画キューがフラッシュされ、フレーム時間の大半を占めていました。
そこで角丸矩形・円・線を 符号付き距離関数(SDF)の Kage シェーダー1本 で描くように置き換え、連続する描画を1コマンドにまとめました。あわせて、縁取り文字(1文字あたり最大12回の描画)を一度だけ画像に焼き込んで使い回すテキストキャッシュを実装し、直接描画とピクセル単位で同じ見た目になることを自動テストで検証しています。
データ駆動のバランス調整
お酒・料理・イベント・確率などのパラメータはすべて JSON に切り出し、起動時に読み込む形にしています。JSON と Go 側の既定値はコード生成で同期し、テストで一致を保証しています。 さらに、ゲームを自動で遊ぶオートパイロットと、それを大量に回すバランスシミュレーションを用意し、「どのコースで元を取れる確率はどのくらいか」を数値で確かめながら調整しました。
宣伝素材も自動生成
トレーラー・ミニゲーム紹介動画・スクリーンショットは、すべてオートパイロットで実際にゲームを遊ばせて書き出しています。効果音と BGM もゲーム内の時間に合わせて書き出すので、映像と音がずれません。ゲームを直したら、コマンド1つで宣伝素材を全部撮り直せます。
素材パイプライン
イラストは画像生成 AI で作成し、Python 製のパイプラインで背景透過・トリミング・リサイズまで自動化しています。同じキャラクターの表情違いや集合絵では参照画像を渡して、人物が一致するようにしています。効果音と BGM はプログラムで合成したオリジナルです。
振り返り
「飲み放題で元を取りたい」という身近な欲と、「職場の飲み会で気を遣う」という誰もが知っている場面を、ひとつのゲームにまとめることを目指しました。 ゲームそのものだけでなく、バランス調整や宣伝素材づくりまで「自動で回して確かめられる」仕組みを先に作ったことで、個人開発でもリリースまでたどり着けたと思います。
※お酒は20歳になってから。本作はフィクションであり、イッキ飲みや飲酒の強要、過度な飲酒を推奨するものではありません。





